4番目の彼女とのトラウマ パート1

彼女の誕生日が近づいて来ました。何をプレゼント? 当時作曲を始めて面白さに取り憑かれていたので、これはいい機会だと5曲作ってテープに吹き込んで渡しました。喜んでくれたみたいで手紙が来ました。この娘はやたらハガキ等を出すのが好きで、週に1回は電話しててその時話せばいいのに、やれこういう事が仕事中にあったなどと 、自分の最新ニュースを一刻も早く聞かせたいみたいな感じでイラストを添えた葉書を送ってくるユニークな癖を持ってました。 

この時はスペシャルだったのか、封筒入りの手紙でした。 ” 大きなプレゼントありがとう、今改めて心が一杯です 、今日は私の記念日です ” 云々の他に一言 ” 今の私のたった一つの悩みは 24になったことみたいです。 ” 

これが何か気になりました。曲の歌詞は喜んでもらおうと ” カワイイ ” 、” 好きだ ” 等の言葉をぶちかまし、散りばめたもので、だからこそ嬉しさの上いつものようなむき出しのはがきでは無く封書だったのでしょうが、このネガティヴなラインは ???

3番目の彼女のセリフがうっすら蘇って来ました。”‘ このままズルズル行ったら責任取ってくれるの ? ”  

この手紙にどう答えれば良いのか、見えて来ました。

” もし24でまだ身が固まってないのが悩みなら、俺がいるじゃん ! ” 

こう言わせたいんだろうなという気がしてなりませんでした。 

というのは彼女は以前から、” 私は絶対幸せになるぞ ” 、 ” もし私が男だったら一生懸命勉強していい会社に入って、女の子を幸せにする。” などと言っており、 ” 卒業したらどうするの ? ” と聞かれ ” サラリーマンか残業の少なそうな公務員も考えてる ” と答えたら ” やったー 頼りがいがあるぞ ! ” と叫び、 自分は彼女と会うのは色んな所に遊びに行くためで将来の事など話し始めたことなどないのに、彼女の方はやたら未来の事を話題にして、その度自分は話をそらしていた経緯があるからです。

当時の自分は今から大学新卒として就職、ずーっとサラリーマンをするのか、んなものロックンローラー体質の自分に合うわけがない。このままバイトで生活しながら気の済むまでバンド活動、音楽活動を続けようかどっちにするか決めかねていて結婚して身を固めるなど論外の話しで、こう言えば喜ぶだろうなと思っても現実に愛してたのはロックで、歌うことが何より楽しくてしょうがなかったので、冗談でもそんなことは言えませんでした。

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3番目の彼女の時もそうだったのですが、いざ結婚のイメージが現実化するとエスケイプしたくなるのは相変わらずで、彼女の事は好きだったのですが、結婚する程好きではない、それより自分がやりたかったのは曲を作って人に渡すってことだったんだなと、しばらくして気付きました。彼女が考えているのは現実的な安定した暮らしで、自分のイメージする音楽制作の果てしなき世界、自由に空を飛ぶように生きていくアイデンティティを共有できる訳などありません。

手紙を読んだ後、何とも気だるい複雑な気持ちになりました。曲の中で好きだ、可愛いと言っておきながら、将来の事は無視する勝手な振る舞いは3番目の彼女の時と同じで、前ほど強くはないにせよまたしても自己嫌悪に陥りました。その印象のイラストです

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ただ自分は欲張りで、別れるにしても曲のネタが欲しい、とっても哀しい別れ方をしてそれで曲を作ろうと浅ましい事を考えてて後で手痛いしっぺ返しをくうことになります。

パート2に続きます

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